新喜劇タイムズ

吉本新喜劇についていろいろ考えるブログです。

酒井藍座長就任公演を考える

 5月26日の座長就任発表から2ヶ月。

 

7月26日(水)から31日(月)に大阪・なんばグランド花月酒井藍座長就任公演が行われました。

"吉本新喜劇初の女性座長"という事もあり初日は数多くのメディア関係者が取材に駆けつけ、公演は連日満員となるなどの盛り上がりを見せました。

 

 しかしその一方で、インターネット上ではある人物の動向などを巡ってたくさんの意見が飛び交う事態となったのです。

 

今回の座長就任公演で一体何があったのでしょうか。

 

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 吉本興業/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

 

 

 

 

 

全座長揃わなかった就任公演の口上

 今回の座長就任公演は以下の日程で口上が行われました。

 

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 よく見てみると、座長である辻本さんが26日のみ出演しており、小籔さんも27日のみ公演に出演しています。

 

今回の公演で6日間全てに出演しているのは現座長では藍さんを除くと内場さん・川畑さん・すっちーさんの3人だったのです。

 

ではなぜ辻本さんと小籔さんがフル出演しなかったのか。

「新喜劇タイムズ」では以前3座長公演についての記事の中で、この2人をめぐる関係について言及したことがあります。

 

 


この2人においては、これまで度々ファンなどによって不仲説が指摘されてきました。

 

今回の公演をめぐる辻本さんと小籔さんの動向についても、一部のファンの間ではこの不仲説によるものではないかとの見方が出ていました。

 

ただ辻本さんに関しては27日に30周年記念ツアーの奈良公演を控えていたという事もある為、本人のスケジュールの都合上フル出演が出来なかったという見方も出来ます。

  

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しかし本当に不仲説がウソだとすれば、ツアー翌日の28日以降も全国公演が無い限り出演する事が出来たはずです。

 

 

また今回の公演で設定された初日が、水曜日である事については、当初小籔さんのスケジュールに合わせる為なのではという見方が出ていました。

 しかし、結果小籔さんは27日(木)のみの出演となりこの見方は外れてしまいました。

 

今回の口上ではメンバーが日替りで交代したり、30日には女性メンバーのみで行われるなど、これまでの座長就任公演とは違った取り組みがされました。

 

しかしツイッターなどでは東京でのテレビ出演をメインに活動する小籔さんが1日だけ出演した事に対して批判が殺到する事態となりました。

 

吉本興業としては小籔さんを東京に拠点を置いて活動させる事によって、小籔さんをきっかけとして吉本新喜劇を東京で広げたい思惑があると見られますが、現在の活動を見る限りではそうした動きはあまり感じられません。

 

 

吉本新喜劇での全座長の共演への道のりはまだまだ遠いようです。

 

 

異例の"公演期間中"のテレビ放送

 今回の座長就任公演にあたっては7月29日(土) に毎日放送(MBS)で土曜ひる12時54分から放送している「よしもと新喜劇」が2時間特番の形で編成されました。つまり座長就任公演期間中に放送がされるという異例の形がとられたのです。

 

この編成の仕方を巡っては、29日〜31日の間に観に行く人にとってはネタバレになってしまうのではないかとの声が上がりました。

 

 しかしなぜ公演期間中に放送をする必要があったのでしょうか。

 

実はこの「よしもと新喜劇」は現在、東京ではTOKYO MXで火曜日の23:30〜0:30に放送されています。

そのTOKYO MXMBSの間での遅れネットの期間はわずか3日。つまりMBSで放送された内容が東京では3日後に放送される事になっているのです。

 

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その為、東京での放送に間に合うように公演期間中に放送をする事で藍ちゃんの座長就任公演をお祝いムード真っ只中の早い段階で東京でも見せられるようにするという思惑があったと考えられます。

 

但しMBS以外で放送される際は、特別企画などのコーナーはカットされ、本公演のみが放送されます*1

 

こうなると特別企画を無理にやる必要があったのかと感じるのですが、視聴率の低下を最小限にする為にも特別企画は必要だという判断に関係者内でなったのかもしれません。

 

 

またこの特番においては、放送前にプロデューサーがツイッターで発信したツイートの内容をめぐり、ファンからの批判が殺到し炎上する騒ぎとなりました。

 

 

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 問題となったツイート。現在は削除されている。

 

 

内容を見てみると、途中に内場・小籔・川畑・すっちー『5座長揃い踏み』とあります。『揃い踏み』と書くとなれば、6人の座長全員が揃っている表現にしないといけないはずです。

 

ところがこの表現の仕方に辻本さんのファンを中心に『明らかに辻本さんを排除しようとしているのではないか?』との声が集中し、炎上したのちツイートは削除されてしまいました。

 

 しかし辻本さんを排除しようとしてるのではないかと思われる動きはこれだけではなく、吉本新喜劇の公式サイトで掲載されるNGK公演の画像が、27日(木)になって差し替えられる事態も起きており、結果として火消しにはなりませんでした。

 

 

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公式サイトに掲載された口上の様子。上が26日(水)、下が27日(木)〜31日(月)に掲載されたもの。

©︎吉本興業/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

 

これでは辻本さんを排除しようとしていると受け止められても仕方ありません。

 

辻本さんは1999年の座長就任から15年以上が経った今も子供や大人まで幅広い世代に人気がある座長です。

それなのに吉本興業は無理してでも手放さないといけない複雑な事情でもあるのでしょうか。辻本さんが吉本興業内で煙たがられる存在なのでしょうか。

 

そうした理由は見る限りどこにも見当たりません。

 

 

吉本新喜劇がこれからも続いていくために

 今回の藍ちゃんの座長就任公演は満員御礼の中で大成功に終わりました。しかしそれと同時に吉本新喜劇の内部で起こっているいざこざに対し、落胆した方も少なくなかったのではないかと思います。

 

今回の座長就任公演で「女性初」「史上最年少」と過剰な宣伝をされる事によって、吉本新喜劇の運営体制などに疑問を持つ人も多くなってきているのではないかと感じます。

  

藍ちゃんの座長としての船出を祝うのはもちろんですが、それと同時に吉本新喜劇がこれからも長続きしていくためにも将来の吉本新喜劇像についてファンなどの間で考えてみる必要がありそうです。

 

 

 

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©︎吉本興業/よしもとクリエイティブ・エージェンシー 

*1:特別企画の代わりに「名場面」が放送されます。